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映画『恋妻家宮本』原作 『ファミレス(重松清)』の感想を紹介

こんにちは、うさみです。今回は重松清さんの『ファミレス』を極力ネタバレなしでご紹介します。

2017.1.28に公開した映画『恋妻家宮本』の原作です。映画は阿部寛さんと天海祐希さんが夫婦役で出演。原作に脚色を加えているらしいですが、コミカルなシーンあり感動シーンありの作品に仕上がっています。

内容紹介

中学校教師の宮本陽平。子ども二人が巣立って夫婦二人の生活になったある日、妻が隠し持っていた離婚届を発見して熟年離婚の危機!妻と別居中の友人、母親が不倫して家族がバラバラになりそうな生徒など・・・それぞれの家族を救うのは料理?!「おいしい」を通して家族の形を考える。

 

読んだ感想

率直な感想は・・・めちゃくちゃお腹がすく小説!笑

この小説のテーマは『家族×ごはん』ですかね。一家団欒で食卓を囲むことや誰かを想って食事を作ることの大切さを通して、家族や夫婦の在り方・関係性を説いてくれる作品です。

色々な夫婦や家族が登場するのですが、それぞれで問題や課題を抱え、様々な想いを持って人生を歩もうとしています。全員が個性豊かなので、読んでいると共感できる人物もいたり腑に落ちない言動があったりもします。でもだからこそ、心にグッとくる言葉もありました。

若気の至りっていうか、『やっちまったなあ、まいったなあ』っていう失敗を許してくれない世の中ってのは、ずいぶんキツいよな

(『ファミレス』文庫上巻P255より)

これはデビューを夢見てバンド活動をしていた若者が、ある事をきっかけにバンドをやめて就職しようとするが、なかなかうまくいかないという状況について発せられた言葉。

私は今28歳ですが、まぁそれなりに人生の後悔や失敗もあって・・・。それを許してくれない世の中があり、また自分自身でも許せなかったりもします。そんな私にはなんか心に残る言葉でしたね。

 

主人公の宮本は料理好きという設定もあって、随所でごはんを作るシーンが登場します。そのごはんのおいしそうなこと(笑)

例えばフレンチと卵かけごはんって対極にあるけど、どちらもおいしいですよね。真逆のおいしさがあります。この小説に出てくるのは卵かけごはん寄りのごはんばかり。かしこまった料理というよりは、ササッとできて、でも一手間かけた絶品♪

 

例えばこんなごはん(^^)小説に出てきたごはんを実際に作ってみました。

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豆腐丼です♪木綿豆腐と明太子を和えてごはんに乗せ、しらす、ゴマ、大葉をのせただけの簡単丼。

明太子の塩気と豆腐のたんぱくな感じがごはんと相性抜群で、さらにしらすと大葉があることで飽きずに最後まで食べることができました!めっちゃおいしかったです(^^)

こんなササッと絶品ごはんが小説ではたくさん出てきますよ♪

 

世間の評価

結構両極端ですね。料理の描写も含めて読みやすかったという意見もあれば、重松清さんっぽくなくて面白くないという意見もありますね。私は家族という題材でのヒューマンドラマであるこの小説は重松清さんっぽいなと思ったのですが(^_^;)

 

あとは女性(妻)の発言は身勝手だ、理解できない!という意見。私は女性なので、妻側の言動は結構理解できるのですが、きっと男性にとっては理不尽で理解できないのだろうなと感じます。そういう意味で同年代の男性には受け入れてもらえない部分があるのかもしれませんね。

 

こんな人におすすめ

・40~50代の女性

・女心を知りたい男性

・食べることが好き!

・料理はあまりしたことがない

 

商品情報

単行本

文庫本

*文庫本は上下巻に分かれています

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