映画原作『愚行録(貫井徳郎)』の感想【ネタバレなし】

管理人リナ

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こんにちは、リナです!今回は貫井徳郎さんの『愚行録』を極力ネタバレなしでご紹介します。

2017年2月18日公開映画『愚行録』の原作。映画は妻夫木聡さん主演で、満島ひかりさん、など豪華な顔ぶれが揃っています。

内容紹介

絵に描いたような幸せな一家を襲った一家惨殺事件。しかし夫婦の過去を知る人物たちからは、知られざる人物像が次々と明かされる。

同僚、元恋人、同級生、近所の主婦・・・彼らから発せられる、見栄や嫉妬が込められた言葉たち。

果たして一家を惨殺したのは誰なのか・・・!

読んだ感想

この小説はミステリですが、ちょっと変わった構成で話が進んでいきます。一家惨殺事件を調べているルポライターのインタビューを受けて、被害者夫婦の人物像を知る人々が語るだけという形式をとっています。

このインタビュー形式の構成は湊かなえさんの『白ゆき姫殺人事件』や恩田陸さんの『ユージニア』と同じですね。

この形式が慣れない人はとても読みづらいだろうなと思います。

管理人リナ

管理人リナ
正直私もあまりこの形式は好きじゃないです・・・(汗)

ただ、読み進めていくうちに結局犯人が誰なのかが気になっちゃいますね。

一見幸せで順風満帆の夫婦と子供たちを襲った惨殺事件。インタビューを受けている人たちは、被害者夫婦の生前を知る人たちですが、夫婦のことを良く言う人もいれば悪く言う人もいます。

だけど彼らの言葉を聞いて(読んで)共通して思ったのは、「いや、実は大っ嫌いでしょ?」「本当はめちゃくちゃ恨んでるでしょ」ということ(笑)

言葉の裏側に見栄や嫉妬などが見え隠れしていて、表面だけ取り繕ってインタビューに笑顔で答えています、みたいな感じですね。

その表現の仕方が上手で、この小説の読みどころの一つだなと思います。

ただ全体的には暗く重たい印象なので、好き嫌いが分かれるかなと思います。

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世間の評価

インタビュー形式という変わった構成を受け入れられる人にとってはおおむね好評のようです☆

タイトルの愚行録についても、果たして『愚か』なのは誰なのかと考えさせられるという意見が多いですね。

ただの重い小説ではなく、人間の本質にあるズルさや醜さを再確認するような人間とは何かを考えさせられる1冊ですね。

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こんな人におすすめ

  • 重たいテーマの小説が読みたい
  • 人間の本質とは何かが気になる

 

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