『壁の男(貫井徳郎)』の感想を紹介【ネタバレなし】

管理人リナ

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こんにちは、リナです!今回は貫井徳郎さんの『壁の男』を極力ネタバレなしでご紹介します。

彼はなぜ絵を描き続けたのか?ひとりの男の人生をひもといていく・・・。

あらすじ

ある北関東の集落で次々と家の壁に絵を描き続ける男。

どんな男なのか?なぜそんなことをするのか?その真相を知るべく彼の過去をさかのぼるストーリー。

読んだ感想

風変わりな人に会ったとき、人はすぐにはその人の本質を見ようとはしませんよね。

この小説に出てくる“男”も、なぜ街の家々に下手な絵を描くのか、世間には簡単には理解されません。でも彼が絵を描き続ける理由を知れば、彼の本質が見えるのではないでしょうか。

私は「彼はなぜ、絵を描き続けたのか?」を知りたくてページをめくる手が止まりませんでした。

この小説からわかるのは、人の人生は喜びと悲しさの連続であるということ。

大切な存在ができたとき、その人を失う怖さに胸が苦しくなる。また失ったことで改めて知る愛おしさも。

感情というのは説明できないものかもしれません。でも貫井徳郎さんはその繊細な部分を丁寧に描いています。

貫井さんは言葉にできずあきらめてしまう想いの代弁者のようだなと感じます。

この小説はただただ重い内容で、楽しい気分になりたい人にはおすすめできません。

でも、読んでいくなかで共感できる一文にホロッときたり、自分の中にある優しい感情に触れることができたりします。

だからこそ、親子の関係に悩む人や好きな人を失った人、社会と自分との関係性に悩んでいる人などいろんな人に読んでほしいです。

管理人リナ

管理人リナ
どんな人にも、どんなタイミングで読んでも感動があると思いますよ。

 

また、ミステリのような空気感を持ちながらも、実はヒューマンドラマのようなお話。ひとりの人間の人生をたどるような物語が好きな人にもおすすめです◎

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世間の評価

人のイヤな部分が見えたり、重たい感じがあったりという貫井さんらしさがでている点が良いという声が多いです。

読んだあとに心に何か残るような話だった、読み応えがあった、という声も。

2016年に単行本が発刊されたばかりなので、まだ読んでいる人は少ないようです。

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こんな人におすすめ

  • 貫井徳郎さんの本が好き
  • 人生について考えたい
  • ヒューマンドラマが好き
  • 大切な人がいる

 

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単行本

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