『豆の上で眠る(湊かなえ)』の感想・あらすじ/真実を知ることで見失ったものとは?

管理人リナ

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こんにちは、リナです!今回は湊かなえさんの『豆の上で眠る』を紹介します。多少、ネタバレしています。

結衣子が姉の失踪事件の真実を知ることで見失ったものとは・・・?

アンデルセン童話をモチーフにした、湊かなえさんの姉妹ミステリー。

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『豆の上で眠る』のあらすじ

豆の上で眠る 感想

小学校一年生のとき、結衣子の姉・万佑子ちゃんが失踪した。

二年後、帰ってきた姉は見知らぬ少女で、‟万佑子ちゃん”ではなかった。

お姉ちゃん、あなたは本物なの?一体誰・・・?

『豆の上で眠る』の感想

行方不明になって2年後に帰ってきた姉に対して、「あなたは誰?」と疑惑をぬぐえない妹・結衣子が主人公です。

  • 行方不明になる前、結衣子が姉に対して抱いていた劣等感、憧れ。
  • 事件が起きて母親が我を失っていく様子。
  • 2年後、帰ってきた姉に対して違和感を覚える結衣子。

これらの流れが湊さんらしい読みやすい文章で描かれていて、グッと引き込まれて読み進めました。

果たして姉は本物なのか・・・行方不明になった真相とは?といったミステリアスな部分もあり、推理をしながら読めたのも楽しかったですね。

豆の上で眠る 感想

最後にはその謎が解かれて終わるのですが、真実がわかったことで、逆に、それまで信じていたものや価値観そのものを見失ってしまった結衣子。

家族ってなんなんだろう、真実って・・・?と考えさせられる終わり方でした。

また、「子どもって残酷だな」とも思える話。平気でさらっと嘘をつくんだなと。

物語の中の話だけでなく、現実の私たちも、子どものときは結構残酷な嘘をついているものなのかもしれません。

管理人リナ

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登場する どの子どもが どんな嘘をついたかは、最後の方で明らかになります。ぜひ読んでみて見破ってください。

 

ただ、正直・・・ちょっと物足りなかった!

私が湊さんに求めるのは、‟イヤミス感”です。湊さんしか出せないイヤミス感を味わいたいので、もっともっと踏み込んで、もっともっとイヤミス感を出してほしかったなぁと。

例えば真相についても、もっと予想もしないような残酷な真相を期待していました。

実は万佑子ちゃんは幼い頃に両親が誘拐してきた子どもで…とか、実は誘拐されたのは結衣子の方で、記憶がごっちゃになっていて…とか。←全然違いました(笑)

 

ちなみに、タイトルの『豆の上で眠る』はアンデルセン童話の「えんどうまめの上にねたおひめさま」からきていて、物語の中にも登場します。

最後まで読むと、この「えんどうまめの上にねたおひめさま」やタイトル『豆の上で眠る』が、うまく物語に関係していることがわかるので、そこも楽しんで読んでもらえたらなと思います。

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あるところに本当のお姫様をお妃に迎え入れたいと考えていた王子様がいた。(中略)ある嵐の晩、ひとりのお姫様がお城にやってきた。お姫様は雨でびしょぬれであったが、自分は本当のお姫様だと言った。王妃は試しにベッドの上に一粒のエンドウ豆を置き、その上に敷布団を二十枚敷き、さらにやわらかい羽布団も二十枚重ねた。お姫様はその上で寝ることになった。朝になり、城の者が寝心地はいかがでしたかとお姫様に聞くと、お姫様はなにか固いものがベッドの中に入っていたため体中に跡が付いてしまい眠れなかったと答えた。二十枚の敷布団を敷きその上に二十枚のやわらかい羽根布団を重ねてもエンドウ豆が体にこたえるというほど感じやすい人は本当のお姫様に違いないということで、王子様はこのお姫様をお妃に迎え入れた。Wikipedia

 

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