管理人kisa
こんにちは、kisaです。今回は東野圭吾さんの『むかし僕が死んだ家』を極力ネタバレなしでご紹介します。
「あたしには幼い頃の記憶がない・・・」元恋人のこの一言からストーリーがはじまる。ホラーじゃないのに背筋がぞっとするお話です。
『むかし僕が死んだ家』のあらすじ
「あたしは幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは……。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。(講談社BOOK倶楽部「むかし僕が死んだ家-東野圭吾/著」内容紹介より)
『むかし僕が死んだ家』の感想
舞台は誰も住んでいない小さな白い家。その家を舞台に私と元恋人の二人のやり取りだけで物語が進んでいきます。
実際にはオバケがでたりすることはないんですが、「いつ何が起こるかわからない」「何か起こるかもしれない」という不気味さがずっとありました。
だから終始ドキドキしっぱなしでした。ホラーじゃないのに背筋がぞっとするような感覚を何度も味わいました(汗)
話の展開も面白く、99%が二人のやり取りだけで進んでいき、舞台もひたすら白い家の中。それでここまでの物語ができあがるのかという所に驚きですね。(これは後書きで作家・黒川博行さんも言ってます)
全体に散りばめられている伏線が次々と回収されていく感じもスッキリして、さすが東野圭吾だなという感じです☆
唯一残念だったのは、『期待しすぎたこと』ですかね。
「なんか起こるかもしれない」「これはこういう意味かもしれない」
みたいな期待をしすぎてしまって、それが見事に見当はずれだったので・・・な~んだ。って勝手に物足りなくなってしまいました。
管理人kisa
タイトルも気になる要素の一つなんですが、あまり勘ぐりすぎると良くないのでご注意を!