『冷静と情熱のあいだ Blu(辻仁成)』の感想・あらすじ / あのとき交わした約束をたどろう

管理人リナ

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こんにちは、リナです!今回は辻仁成さんの『冷静と情熱のあいだ Blu』を極力ネタバレなしでご紹介します。

伝えられない思いを抱えたまま過ごした10年間が再び動き出す、青の物語。

あのとき交わした約束は果たされるのか・・・?

『冷静と情熱のあいだ Blu』のあらすじ

やりがいのある仕事に恋人。この10年、それなりに僕は幸せに生きてきたはずだった。

でも、どうしても忘れられない人がいた。

もう失ってしまったはずなのに・・・

あのとき交わした約束を君はまだ覚えているだろうか?

『冷静と情熱のあいだ Blu』の感想

管理人リナ

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この本は江國香織さんの「冷静と情熱のあいだ」の赤の物語と対になっていて、赤の物語は女性の視点で描かれ、青の物語(今作)は男性の視点で描かれています。

 

私は最初に赤の物語(Rosso)を読み、そのあとで今作を読みました。

赤の物語でアオイ目線で読んだ物語を今度は順正の目線でたどることになったわけですが、すでに別れてしまった二人のそれぞれの人生がストーリーのメインなので、全く別物の小説として読むこともできます。

でも赤の物語では不透明だった部分が、今作を読むことで明らかになったりと、「あ。コレ、あの場面だ」と思ったり・・・。

ひとつのストーリーを二つの視線から描くのは面白いですね。

《人生というのはその人のいる場所にできるものだという単純な事実と、心というものはその人のいたいと思う場所に常にいるのだというもう一つの単純な事実》

赤の物語を読んだときにも感じましたが、青の物語からもこの事実を感じました。

管理人リナ

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作者は違うのに、まるで同じ作者が書いているかのような一体感があります。

 

赤の物語の主人公であるアオイから見た‟あのとき”と、今作の順正から見た‟あのとき”は似ているようで違う。

同じ時を過ごしたはずの二人が、今感じていることは違う。

でも、それでも二人は今でもお互いを思い続けている。

そんな切ない想いが伝わってきますね。

そして、あまり言うとネタバレになりますが、赤の物語のラストは寂しい感じで終わってしまいましたが、今作では希望が持てる終わりかたになっているのが良かったです。

 

『冷静と情熱のあいだ Blu』はこんな人におすすめ

  • 忘れられない人がいる
  • 日々の生活で何かがかけていると感じている
  • 居場所を探している
  • 映画「冷静と情熱のあいだ」を観た

 

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