恋愛・青春

『冷静と情熱のあいだ Rosso(江國香織)』の感想 / 伝えられない想いはありますか?

管理人kisa
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こんにちは、kisaです!今回は江國香織さんの『冷静と情熱のあいだ』を極力ネタバレなしでご紹介します。

伝えられない想いを抱えたまま過ごした10年間が再び動き出す、赤の物語。

静かな物語の中にある‟情熱”を感じてください。

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『冷静と情熱のあいだ』の内容

2000年5月25日ミラノのドゥオモで再会を約したかつての恋人たち。江國香織、辻仁成が同じ物語をそれぞれ女の視点、男の視点で描く甘く切ない恋愛小説。(KADOKAWA「冷静と情熱のあいだ Rosso-江國香織/著」より

『冷静と情熱のあいだ』の感想

管理人kisa
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この本は辻仁成さんの冷静と情熱のあいだの青の物語と対になっていて、赤の物語は女性の視点で描かれ、青の物語は男性の視点で描かれています。

 

誰しも忘れられない人がいて、時々思いを馳せてみたり、再会を夢見たりすることがあると思います。

時間をかけて変化していくそのような心の描写を江國さん独特の文体で描いていて、夢中で読み進めました。

生きていく中で様々なきっかけや出来事により、思いとは裏腹に突然別れがやってきたり理由なく離れてしまうことがあるけれど、再会を信じてやまないアオイの気持ちには心打たれるものがありました。

そこには空いてしまった心の穴を他人で満たそうとしても埋めることはできず、いつまでも忘れられない特別な人が心に存在し続ける切なさがありました。

そして、人生というのはその人のいる場所にできるものだという単純な事実と、心というものはその人のいたいと思う場所に常にいるのだというもう一つの単純な事実もつきつけられました。

うまく言えませんが、静かな物語の中に‟情熱”を感じた作品です。

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管理人kisa
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対になっている青の物語「冷静と情熱のあいだ Blu」を読むと、新たな発見もあって、また感じ方も変わります。合わせてどうぞ!
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