『六番目の小夜子(恩田陸)』の感想・あらすじ/ すでに恩田陸ワールド全開!衝撃のデビュー作

管理人リナ

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こんにちは、リナです!今回は恩田陸さんの『六番目の小夜子』を極力ネタバレなしでご紹介します。

「サヨコ伝説」の秘密に迫るハラハラドキドキの展開の中にノスタルジーさえ感じる、恩田陸ワールド全開の作品です。

『六番目の小夜子』のあらすじ

ある高校に受け継がれていた奇妙なゲーム。3年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。

そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。

そんな中、一人の転校生がやってくる…!

『六番目の小夜子』の感想

▼読了直後のツイート

恩田陸さんの記念すべきデビュー作でありながら、もう既に恩田陸の世界観が完成されている1冊。

「ノスタルジアの魔術師」と呼ばれるまでになった彼女の原点たる本作は、ドラマ化もされ、ファンの間でも特に人気がありますね。

物語は地方の高校が舞台。そこでは、ある奇妙なゲームが存在していました。

‟3年に1度、生徒の中から「サヨコ」と呼ばれる存在がある方法で密かに選ばれ、選ばれた者は「サヨコ」であることを誰にも知られないよう、学生生活を送らなければならない。”

それは生徒たちの間で、「サヨコ伝説」としてまことしやかに囁かれていました。

そして、ちょうど「6番目のサヨコ」が選ばれる年、とても美しい少女「津村沙世子」が転入して来るところから物語は始まります。

「サヨコ伝説」の秘密に迫るハラハラドキドキの展開の中に、登場人物たちの思春期ならではの心の動きやときめき、いつか失われてしまう青春の一瞬の儚さが、まさにノスタルジックに描かれています。

一見するとホラーやミステリのような雰囲気を持つ本作ですが、恩田陸さんのすごいところは、その要素と青春小説としての魅力をしっかり両立させてしまっている点!

「ホラーなの?ファンタジーなの?」「それとも学園もの…?」と混乱するほど、色々な要素がうまく詰め込まれているのです。

管理人リナ

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まさに‟恩田陸ワールド”がすでにできあがっていて、恩田陸さんらしさが出ているのが魅力です。

 

一見すると「ちょっと怖い小説なのかな?」と思うかもしれませんが、いつの間にか物語に引き込まれ、当初抱いた先入観は恐らく杞憂に終わるでしょう。

ミステリアスでノスタルジックな、恩田陸にしか創造し得ない独特の世界観に、ぜひどっぷりと浸ってみてください。

実は番外編小説があります!

あまり知られていませんが、『六番目の小夜子』には番外編小説があるのです。それが『図書室の海』。
短編集になっていて、『六番目の小夜子』に出てくる関根秋の姉を主人公にした物語の他、『夜のピクニック』の前日譚も載っている、読みどころ満載の1冊です。

 

口コミ・評判

ドラマのストーリーが面白かったので原作が気になり読んでみました。ドラマのストーリーや登場人物とはかなり違っていましたが、その文章の使い方が素晴らしいと思いました。
学校の文化祭のシーンがありますが、ハラハラドキドキして緊張感が伝わる描写が満載です。台詞の描写の間に主要登場人物の心理的描写も上手く入っています。活字で場の雰囲気や臨場感を伝えるのは難しいですが、とても迫力があります。臨場感に溢れていて、ドキドキ感が伝わってきます。(harukaさんより)

 

『六番目の小夜子』はこんな人におすすめ

  • 実写ドラマ化された原作を読むのが好きな
  • もう一度青春時代を思い出したい
  • 学園ミステリー小説が好き

 

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