『屍人荘の殺人(今村昌弘)』の感想・あらすじ/人気作家が絶賛する理由は読めばわかる

管理人リナ

管理人リナ
こんにちは、リナです!今回は今村昌弘さんの『屍人荘(しじんそう)の殺人』を極力ネタバレなしでご紹介します。

ミステリー好きにこそ読んでほしい!これまでに味わったことのない、新しいミステリーを体感してみてください。





『屍人荘の殺人』のあらすじ

ミステリ愛好会の葉村と会長の明智は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎と共にペンションを訪ねた。

そんな中、予想外の事態に遭遇しペンションに立て籠もりを余儀なくされる学生たち。

緊張と混乱の一夜が明けるが、一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった……!!

『屍人荘の殺人』の感想

2018年12月発売の雑誌ダ・ヴィンチを読んでいたら、『BOOK OF THE YEAR 2018』の特集の中で、小説ランキング9位に入賞していた今作。

デビュー作にして国内主要ミステリーランキングで3冠達成!(中略)ミステリー界の‟事件”と呼ばれた衝撃の逸作。(KADOKAWA出版「ダ・ヴィンチ」2019年1月号)

と書かれていたので、めっちゃ気になる!と思って衝動買いしたのですが…

読んで大正解!

想像していなかった奇抜な内容と展開で、夜中の2時半まで一気読みを余儀なくされました(笑)

屍人荘の殺人 3冠

3冠を達成しました

 

物語はミステリー好きの大学生・葉村と葉村の先輩・明智、そして難事件をいくつも解決に導いてきたという探偵少女・剣崎が、ペンションで行われる映画研究部の合宿に参加する、というところから始まります。

まるでホームズとワトソンのようなコンビの葉村と明智、そして剣崎の3人はペンションへ向かうのですが、そこで思わぬ事態が起き、さらに殺人事件が…!

といった感じ。

最初は「あぁ、こんな感じの話なんだな。よくある定番ミステリーじゃん。」って読み始めたのに、どんどんとイメージが変わっていき、最終的には「こんなミステリー読んだことがない!」という衝撃を受けました。

管理人リナ

管理人リナ
↓こんな感じでイメージが変わっていきました。

名探偵役のキャラが謎解きをするようなミステリー

ペンションや暗号が出てくるクローズドサークル

?????????????????????

最初のホームズとワトソンの流れはどこ行った?という感じでした(笑)

何を言ってもネタバレになってしまう気がするけど…とにかく人気作家さんたちが絶賛する理由がよくわかります。

屍人荘の殺人 感想

類を見ないような奇抜な内容(アイディア)に目がいきがちですが、謎解きという意味でのミステリーとしても、ちゃんと考えられて、かつ読者に優しいのが印象的。

例えば、10名ほどの登場人物の名前を作中でわかりやすく整理してくれたり、読者がトリックを解いて犯人を導き出すためのヒントや状況をちゃんと書いていてくれていたり・・・。

犯人がわかってしまうほどではないですが、私たち読者が一緒に謎を解いていけるよう(楽しんでいけるよう)に考えて書かれているのが嬉しかったですね。

だからこそ、作品にのめりこめたし、その世界に入り込めるほど面白いと感じることができました。

管理人リナ

管理人リナ
ちなみに、私は最後の方まで ‟犯人が別の人物”だと思って読んでいました(汗)

 

結構ページ数が多い本ですが、読み応え抜群であっという間に読めると思います。

ミステリー好きで、ミステリー小説はもう何十冊も読んでいるという人でも満足できる1冊。むしろミステリー好きにこそ読んでほしいなと思います。

【2019.2.20追記】

シリーズの続編として『魔眼の匣の殺人』が発売されました!ぜひあわせてチェックしてみてください。

『魔眼の匣の殺人』あらすじ・感想の記事へ

 

 

屍人荘(しじんそう)の殺人 2019年映画化決定!

神木隆之介さん、浜辺美波さん、中村倫也さん出演で映画化されることが決定しました。

その他の出演者やストーリーは発表されていませんが、2019年内に公開予定です。

屍人荘の殺人 映画

出典:FASHION PRESS

管理人リナ

管理人リナ
個人的な感想を言うと、正直、映像化してほしくはなかったですね…。これは映像にしてしまうとショボくなるではないかと。

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