管理人kisa
こんにちは、kisaです!今回は尾形真理子さんの『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』を極力ネタバレなしでご紹介します。
繊細で不器用な女性たちの恋模様を描いた小説。
ルミネや資生堂などの広告でコピーライターを務めた著者の小説デビュー作です。
『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』の感想
あるセレクトショップに来る5人の女性の恋模様を描いた作品です。
魅力的な店員に勧められて、一人一人が本当に自分に合った服を手に入れ、それと同時に恋愛でも1歩前に進める。そんな前向きになれるお話が5つ詰まっています。
ショップの店員さんは5人の女性たちが気付いていない魅力を引き出して、合った服を勧めてくれます。
それが「今の自分のままでもいいんだ」とか「勇気を出して前に進んでみよう」という気持ちにさせてくれます。
タイトルの『試着室で思い出したら本気の恋だと思う。』
この言葉に妙に納得しちゃいました。確かに女性って試着室で好きな人の事を思い浮かべますよね。
「かわいいって思われたい」「彼と並んで歩いても変じゃないかな」
私自身もデートの時に「着る服がない・・・!」って焦って買いに行くことが多いです(笑)
だから常に彼の事を考えて服を選びます。彼のテイストや好みを考えたり、自分がちょっとでもかわいく見られるものを・・・と。
こういう女性の服に対する姿勢ってステキだなと改めて思いました。
そんな女性の感覚や気持ちを知りたい男性にも読んでもらいたい1冊ですね。