ミステリ・サスペンス

『探偵物語(赤川次郎)』の感想 / 爽快感でいっぱい!人情味あふれるユーモアミステリ

管理人kisa
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こんにちは、kisaです!今回は赤川次郎さんの『探偵物語』を極力ネタバレなしでご紹介します。

さえないおじさんが若い女の子に振り回される、人情味あふれるユーモアミステリ。

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『探偵物語』の感想

1980年代に発売されて映像化もされた、少し古い小説です。

探偵ものといえば、名探偵に優秀な助手がつくパターンは多いですよね。

でもよれよれのスーツを着たヒーローらしからぬ中年探偵と、女子大生の組み合わせという設定は、かなり斬新だと思います!

冒頭では、中年探偵の辻山が自由奔放な直美に振り回される姿が描かれていて、「ミステリっぽくないな」という印象を受けます。

そのイメージが強いせいか、殺人事件という重いテーマを扱っているのに読み終わった後は、爽快感でいっぱいになりました。

辻山と直美の関係性が少しづつ変わっていくのも魅力ですね。

イケメンでスマートに推理をする探偵だけがヒーローなのではなく、現実にいるヒーローはこんな感じなのかもしれないと、妙に説得力がありました。

管理人kisa
管理人kisa
普段なんの取り柄もないと思っているサラリーマンでも、「ヒーローになれる瞬間がある」と大人に対するエールなのかもしれませんね!

 

推理の主体が直美なので、女子大生ならではの大胆な発想で次々とピンチを切り抜けていく姿が爽快感たっぷり。

普通の推理ものと雰囲気が違うので、学生さんや普段小説を読まない人にも、とても読みやすいと思います。

ラストにひとつだけ解決しない謎がありますが、そのあたりがちょっとミステリ色が出て良かったです。

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