管理人kisa
こんにちは、kisaです!今回は東野圭吾さんの『天使の耳』の感想を極力ネタバレなしでご紹介します。
全て交通事故や危険運転などを題材にした6つの短編小説集。思わず自分の運転を振り返りたくなったり、ゾクッとしたりするような話が詰まっています。
*以前は『交通警察の夜』というタイトルで発売されていましたが、改題されています
『天使の耳』のあらすじ
深夜の交差点で起きた交通事故。同乗していた盲目の少女・奈穂は奇跡とも呼べる驚くべき方法で兄の正当性を証明するが・・・
他、全6作品からなる短編小説。
『天使の耳』の感想
どのエピソードも趣向を凝らしてあって面白く読めました!お話ごとで色々なトリックが散りばめられていて、東野圭吾さんらしい「上手さ」を感じます。
でも車の運転をする者としては「明日は我が身だ・・・」と思うような交通事故や危険運転に関するお話ばかりが詰まっています。(例えば路上駐車や空き缶のポイ捨てなど)
全てではないですが、最後にちょっと怖さやブラックな笑いを持ってきて閉めているあたりは『歪笑小説』や『黒笑小説』などの“〇笑小説シリーズ”とも通じるものがありますね。
短編集なのであまり時間がない時に読むのに適していますが、そこまでサクッと読める内容でもないので逆に時間がある時に一気に読んじゃいたい気もしますね。
『天使の耳』への世間の評価
交通事故に関するテーマでこんなに幅広くいくつもの作品が生まれることに東野ファンはびっくりです(笑)
短編集でありながら長編小説にも劣らない中身の質の高さに大満足のようですね。
テーマがテーマだけに「自動車教習所の教材で使うと良い」という意見も!確かに免許を取る時や更新の時に読めば皆安全運転を心がけようという気になると思いますね。
『天使の耳』はこんな人におすすめ
- 東野圭吾さんが好き
- 短時間でも読める小説がいい
- 普段車の運転をする
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