管理人kisa
こんにちは、kisaです!今回は唯川恵さんの『ヴァニティ』を極力ネタバレなしでご紹介します。
女性の気持ちを描かせたら共感率No.1の唯川恵さんの小説。
「こんなはずじゃなかった・・・」それでも前に進む女性たちのリアルが詰まった1冊です。
『ヴァニティ』のあらすじ
「こんなはずじゃなかった」との戦いだ――。恋や仕事、そして結婚に精一杯な“彼女”たちが、ふとした瞬間につまずく虚栄。それはいつかの、あるいはこれから出会う、あなたの姿かもしれない。泣きながら、それでも明日に向かう人々を、巧みに描き込んだ色とりどりの物語。アンソロジー等に掲載された貴重な中短編を、特別な装いで一冊にまとめて贈る、極上の傑作集。(光文社「ヴァニティ-唯川恵/著」より)
『ヴァニティ』の感想
恋も仕事も結婚も、こんなはずじゃなかった、との戦いだ。
(引用:ヴァニティより)
まさに言葉に全て集約されていると思います。
14の中短編から成る1冊ですが、全て主人公は30代前後の女性たち。
仕事、恋、結婚・・・それぞれが色々な複雑な想いを抱えて、「私の人生こんなはずじゃなかったのに」そう思いながらも前に進もうともがいている。
その姿がリアルに詰まっていますね。
作者の唯川恵さんといえば、恋愛小説の名手。特に独身女性のリアルな恋愛模様や心理を描くのが上手です。
私は30冊以上の唯川さんの作品を読んでいますが、アラサー独身女の私はいつも共感しながら読んでいます。そういう意味で『ヴァニティ』はその期待を裏切らない安心して読める1冊でした。
唯川さんの作品は読みやすいので、普段本をあまり読まない人にもおすすめです。