【2025年7月発売】おすすめの児童文学・YA小説新刊情報まとめ

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希咲

児童文学マニアの希咲です!

2025年7月に発売される新刊児童文学やYA小説の情報を掲載するページです。

発売日順に並べていくので、ぜひ参考にしてみてください。

※順次更新しています
※発売日は予定です

目次

虹いろ図書館のひなとゆん

『虹いろ図書館のひなとゆん』
櫻井 とりお 著
出版社:河出書房新社
発売日:2025年7月8日

友達がいない小学4年生のひなと、世界中をめぐってきた不思議な少女ゆん。あっという間に仲良くなった二人だったけれど、ひなはゆんのある噂を聞いて――? 大人気「虹いろ図書館」文庫、第2弾!

河出書房新社

妖怪サトリのウロコ落とし

『妖怪サトリのウロコ落とし』
長谷川まりる 作
てんとこ 絵
出版社:小学館
発売日:2025年7月9日

クロニクル千古の闇9 兄弟のきずな

『クロニクル千古の闇9 兄弟のきずな』
ミシェル・ペイヴァー 作 / さくまゆみこ 訳 / 酒井駒子 装画
出版社:評論社
発売日:2025年7月9日

紀元前4000年の世界。人間の姿をした悪霊が、森にひそんでいる。悪霊は<森いちばんの明るい魂>を生きたまま食らえば、永遠の自由が得られると信じている。<森いちばんの明るい魂>の持ち主……それはウルフだった。トラクは大切な弟分の命を守ろうと、またしても危険な旅に出る。トラクの連れ合いのレン、ワタリガラス族の族長フィン=ケディン、魔導師のダーク、それぞれの登場人物が、持てる力をふりしぼって、その役割をまっとうする。壮大な物語シリーズにふさわしい、堂々の完結編!

評論社

ペーロと仲間と水車小屋

『ペーロと仲間と水車小屋』
マト・ロヴラック (著), 山本郁子 (翻訳)
出版社:冨山房インターナショナル
発売日:2025年7月9日

クロアチアで、時代や世代を越えて愛され、読まれ続けている物語です。著者は、国民的児童文学作家と呼ばれているマト・ロヴラック。小学校の必読図書にもなっていて、映画化され、大好評となり、テレビでも繰り返し放映されています。  「賄賂」、「分断と対立」といった大人の問題を批判的に捉え、様々な困難に遭いながら、子どもながらに解決しようとする田舎の少年たちが生き生きと描かれ、読者を惹きつけます。日本の子どもたちに是非読んでもらいたい作品です。

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うつし屋と大小屋 十年屋と魔法街の住人たち6

『うつし屋と大小屋 十年屋と魔法街の住人たち6』
廣嶋 玲子 (著), 佐竹 美保 (イラスト)
出版社:静山社
発売日:2025年7月10日

何かをどこかに移す魔法使い、うつし屋のクーさん。そして何かを大きくしたり小さくしたり、もののサイズを自在に操るのは、大小王こと大小屋のタケさん。クーさんはシルクハットにモノトーンのタキシードに身をつつみ、タケさんは縞模様のパジャマで遊びまわる。見た目も正反対な二人だけど、意外と魔法の相性も良いようで……。二人が力を合わせて解決した夢のような魔法の物語を、さぁ、お話ししましょう。

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てまりのナゾほどき帳 出島と秘密の紅い石

『てまりのナゾほどき帳 出島と秘密の紅い石』
荒川衣歩
出版社:講談社
発売日:2025年7月15日

今日もオランダの船が長崎の港につく。13歳の少女・てまりは、丘の上からその景色を眺めながら、けっして行くことの叶わない遠い異国に思いを馳せていた。

そんな夏のある日、父とふたりで営む古手屋(古着屋)に、分厚いはんてんを持ち込んできた客がやってくる。そして次の日、示し合わせたように別の客が、言い値でそのはんてんを買っていった。
それからしばらくして、またしても同じようにはんてんが持ち込まれた。不審に思ったてまりが裏地の縫い目をほどいてみると、なかから見たことのない紅い石が転がり落ちる。人づてに調べてもらうと、それは高値で取引されるルビーで、おそらく出島に出入りしているオランダ人が秘密裏に持ち込んだものだろうと判明。その取引現場として、てまりの店が使われていたのだ。

もしこれが明らかになれば、てまりの父も無実の罪で捕まってしまうかもしれない。てまりは真相を究明するべく、民間人として出島に出入りできる芸子に変装して、出島に潜入することを決意する――。

出典:NetGalley

おれたちのラストイヤー

『おれたちのラストイヤー』
マット・グッドフェロウ (著), ジョー・トッド=スタントン (イラスト), 小林玲子 (翻訳)
出版社:評論社
発売日:2025年7月16日

少年・ネイトの詩で語られる小学生最後の1年間。
少年が自分の言葉を、居場所を、仲間を見つける力強い物語。

イギリスのさびれた町で暮らす少年・ネイト。本が大好きで、デイヴィッド・アーモンドに心酔している。かあちゃんと、父の違う弟ふたりのとの4人暮らし。とうちゃんはいない。弟のとうちゃんもいない。この9月に小学校6年生になった。5年生のときから、「6年生は中学に進学するまえの大事な1年だ」と先生から耳にタコができるほど言われてきた。みんながピリピリする、全国共通テストもある。そんな大事な「ラストイヤー」に、初めて親友のPSと別のクラスになってしまう。さらにPSはいじめっ子のターナーと急接近し、ネイトと距離をおくように。世界がひっくりかえったような衝撃。心の奥にいる「モンスター」が暴れ出しそうなのを、「すって はいて」の深呼吸で、なんとか「セイギョ」する。
担任は、ミュージシャンの夢をあきらめ、先生になった新任のジョシュア先生。ネイトの書く詩に惹きつけられ、「ひらめきノート」を手渡す。 「きみのなかに言葉がたまっている ネイトペンを手にとって そっくり外に出してごらん」。そして、授業でデイヴィッド・アーモンドの『肩胛骨は翼のなごり』を取り上げ、「考えること、言葉や絵で物語ること」が世界と向き合うすべになると伝え続ける。
「ひらめきノート」に思いをかきつけ、だんだんと気持ちを言葉にすることができるようになっていくネイト。そして、頭のなかのすべてを絵にする少年・ケイレブと友情を育み始めた矢先、末の弟が倒れ、緊急入院することに――。

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ルビと空飛ぶねこ

『ルビと空飛ぶねこ』
野中柊 (著), 松本圭以子 (イラスト)
出版社:理論社
発売日:2025年7月18日

〈本屋 本の木〉のかたすみで、本に積もったほこりから生まれた子ねこのルビ。
大きな魚をつかまえたいな! ある夜、ルビは、なかよしのトラねこチップスと、黒ねこマック・ロウと一緒に、釣り船に乗って、海に出ました。ところが、嵐がやってきたから、さあ、たいへん!━━みゃううっ、こわいよ、どうなっちゃうの?
海に投げだされ、小さな島にひとり流れついたルビ。そこに現れたのは、自然の中で、たくましく生きる島ねこのミーウと━━それから、なんと、空飛ぶねこ!?
なつかしい港町、仲間のねこたち、本屋〈本の木〉やモシモさんとも遠くはなれて、ルビの冒険がはじまりました。目に飛びこんでくる、すべてがめずらしい、おもしろい! 泣きたいときもあるけれど━━未来を信じて!

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希咲

本屋さんのルビねこシリーズ第8弾です。

山猫マルシェへようこそ (2) 星空とまほうの時計

山猫マルシェへようこそ (2)『星空とまほうの時計』
茂市久美子 作/ゆうこ 絵
出版社:あかね書房
発売日:2025年7月22日

天空村でジャム屋さんをはじめた悠一さんは、しばらく姿を見せないお庭番ネコのミカンのことが心配でなりません。「時計屋敷」に時計の修理士がくるというので、動かなくなった古い柱時計を持ってくと、そこでミカンと再会! ミカンは時計屋敷の、ゆず木のお庭番も、かけもちしていたのでした。 精霊に守られたゆずの木になる実は、ある力が強く、特別な目的のために大切にされています。いったい何につかわれるのでしょう?

あかね書房
希咲

山猫マルシェへようこそシリーズ『まほうのマーマレード』の続編です!

ウィングス・オブ・ファイア4 やみの救世主 夜の翼のスターフライト

『ウィングス・オブ・ファイア4 やみの救世主 夜の翼のスターフライト』
トゥイ・タマラ・サザーランド (著)
田内 志文 (翻訳)
出版社:平凡社
発売日:2025年7月23日

臆病でヘタレなスターフライト。自分たちのほかにも運命のドラゴンの子が用意されていることを知って……。山村れぇのオリジナルイラストで贈る冒険ファンタジー第4弾!

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ランドリーの迷子たち

『ランドリーの迷子たち』
シャネル・ミラー (著), ないとう ふみこ (翻訳)
出版社:ほるぷ出版
発売日:2025年7月25日

マグノリアはもうじき10歳。夏休みなのに旅行のあてもなく、両親のランドリー店でかたっぽだけのくつしたを見つけては、「くつしたボード」に掲示している。そんなとき、引っ越してきたばかりのアイリスに出会い、街の案内がてら、迷子のくつしたの持ち主をさがすことにーー。行くあてのないふたりの「ニューヨークくつした探偵団」が誕生した!
アメリカで一大センセーションを巻き起こしたベストセラー・ノンフィクション『私の名前を知って』の著者シャネル・ミラーによるはじめての児童書。ユーモラスであたたかな、友情と希望の物語。ニューベリー賞オナー作品。

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ネバーブルーの伝説 アスタリット星国記1

『ネバーブルーの伝説 アスタリット星国記1』
日向理恵子
出版社:角川書店(角川文庫)
発売日:2025年7月25日

アスタリット星国の国立図書館で写本士見習いとして働く15歳のコボル。写本士たちは、自然災害である〈塵禍〉や戦争で滅びた他国から本を救出し正確に書き写すことで、文化を後世につなぐ役割を担っていた。声を出すことができないコボルは人一倍文字を書き、ひたむきに写本に尽くす日々を送っていたが、ある日、先輩写本士たちとともに〈塵禍〉に見舞われた隣国・メイトロン龍国の書物を救出するため、初めて他国に赴くことになる。しかし任務中に再び街は〈塵禍〉に襲われる。一瞬で人の命を奪い、一つの都市を壊滅させるほどの威力をもつ災害〈塵禍〉だが、なぜかコボルたちは無事だった。混乱しながらも龍の伝説が残るメイトロン龍国を調査するうち、彼らは祖国が隠していたある重大な真実を知り――。『火狩りの王』著者が描く、ペンとインクの新たな冒険ファンタジー!

角川書店

ぼくの小鳥

『ぼくの小鳥』
ジョセフ・コエロー (著), デービッド・バロー (イラスト), 千葉 茂樹 (翻訳)
出版社:静山社
発売日:2025年7月25日

ぼくたちが団地の庭の木にのぼっていると、いつもバクストンさんがどなりこんでくる。「その木からおりろ!」って。この木のもちぬし気どりのおじいさんだ。ぼくたちはただ、鳥の巣が見たかっただけなのに。ある日、ぼくはその木の下で小鳥とみつけた。インコだ! このあたりに野生のインコなんていない。どこかの家から逃げてきたんだ。ぼくはそのインコを家につれてかえりピピンと名づけた。ピピンは最高に素敵な鳥だった。なのに、次の朝、あっけなく死んじゃった。ぼくは悲しくて、くやしくてやりきれない。そこに気難し屋のバクストンさんがやってきて……

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ぼくのシェフ

『ぼくのシェフ』
長谷川 まりる (著), 西村 ツチカ (イラスト)
出版社:くもん出版
発売日:2025年7月29日

――シャールがその天才に出会ったのは、あの奇病が国に広がる、2年前のことだった。

13歳のシャールは、国いちばんの料理人である父のあとを継ぐために修行をつづけている。あるとき、慈善団体の活動に参加したシャールは、貧民街で暮らす少年・アズレと出会う。アズレのもつ天才的な料理の才能に気づいたシャールは、彼に料理を教えることにするが、ふたりの関係はある日、とうとつに終わってしまう。そして2年後……。

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トラブル旅行者 トロピカル諸島で秘宝ハント

『トラブル旅行者 トロピカル諸島で秘宝ハント』
廣嶋玲子 (著), コマツシンヤ (イラスト)
出版社:金の星社
発売日:2025年7月30日

クラスの友だちに意地悪をして嫌われてしまい、落ちこむ翔太。大きなフクロウに誘われて、「あの子に許してもらう方法が手に入る」という旅に参加する。ところが、彼を待っていたのは、いかだ小屋で島々をめぐる、命がけの大冒険だった!

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オオカミは海をめざす

『オオカミは海をめざす』
三田村信行 作/北沢夕芸 絵
出版社:童心社
発売日:2025年7月30日

イリヤ。ぼくたちは、彼のことをそう呼んでいた。 けれどそれは、彼の名前ではなかった。彼にはもともと名前はなかった。人が間に合わせに〃イリヤ〃という名前を彼に与えたにすぎない。もっとも、ぼくたちにとっては、そんなことはどうでもよかった。イリヤはイリヤで、それ以外の何者でもなかった。その名前に、ぼくたちは今でも親しみと懐かしさを感じている。その名前に、憧れを感じる者もいる。もちろんぼくも、みんなと同じように、イリヤに親しみと懐かしさと憧れも感じている。ただひとつだけ、みんなが感じていないものを、ぼくはイリヤに感じていた。

それは、恐怖──。しかし不思議なことに、イリヤに感じていた恐怖こそが、ぼくがイリヤにもっとも引きつけられたところのものなのだ。
イリヤは、ある日突然ぼくたちの前に現れ、強い印象をぼくたちに与えて消えた。イリヤとぼくたちとの関わりを要約してみれば、ただそれだけのことにすぎなかったが、その内実は、謎と秘密と不思議な冒険に満ちていた。

三田村信行の創作は、幼年から高学年まで多岐にわたり、作品数も膨大ですが、一貫して書き続けてきたモチーフが“オオカミ”です。1988年『オオカミのゆめ ぼくのゆめ』を嚆矢とするならば、その集大成とも言える作品が『オオカミは海をめざす』です。
児童文学というジャンルすら忘れさせる、一級のミステリー&エンターテインメント作品。

童心社

ぼくたちのオオカミ

『ぼくたちのオオカミ』
サーシャ・スタニシチ 作 レギーナ・ケーン 絵 若松 宣子 訳
出版社:岩波書店
発売日:2025年7月31日

蚊、ハイキング、工作……キャンプはジゴク!文句屋のぼくといじめられる優しいイェルクが、森で友情を育んでいく一週間の物語。

岩波書店

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